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脚立の上の王様

主に脚立の上に存在します。舞台照明家のはしくれとしてエンタメ業界の底辺の端っこをちょっとだけ支えています。ふらっと海に出たり旅立ったりします。

クラウドファンディングのCAMPFIREが手数料を大幅に引き下げたけど

日本におけるクラウドファンディングの草分け的存在、CAMPFIREが手数料を20%から5%に大幅に引き下げました。
また掲載プロジェクトの審査基準の見直し、目標金額に達成しなくても資金を受け取ることができる「All-In」の仕組みを採用することも同時に発表されました。

 

thebridge.jp

 

シェアしている記事の中では代表の家入さんに取材した
「もっと小さな個人の活動を支援したい」
「正直このままだとCAMPFIRE自体も、そしてクラウドファンディングという仕組みも浸透しないまま、縮小していくのではないかと個人的に危惧しています」
というコメントが紹介されています。

日本におけるクラウドファンディングという枠組みへの危機感はとても共感できるものがありますし、小さな個人へのまなざしも家入さんらしいとは思います。

一時、社会的に注目されて多くのクラウドファンディングのプラットフォームが設立されましたが、それはどちらかというとユーザーを食い合う状態なのではないかと感じていました。
現状はプラットフォームの集客力よりもプロジェクト実施者の個人的な人脈の方がお金を集めるのに有効で、社会全体から賛同者を募り、薄く広く資金を集めるというクラウドファンディングの理想からは遠い状態になっているのではと思っていました。

それぞれのクラウドファンディングのプラットフォームが独自性を出し得意分野を持つ方が、プロジェクトと出資者のマッチングにも有効だとは思います。
そういう意味では今回の決断はかなり意味のあることではと感じています。

ただ手数料の値下げによってプラットフォームからプロジェクト発案者へのサポートなどが手薄になってしまうのではという気もします。
それによって内容が精査されないまま小さなプロジェクトが乱立すると、お金を集めたまま実行しない事例も増えそうな気もするし、結構諸刃の剣的な経営判断な気はします。

ほかのプラットフォーマーも手数料勝負に乗ってしまうと、日本のクラウドファンディング自体が逆に地盤沈下してしまう危険もあるので、そうではなくてそれぞれの個性や強みをもっと発揮する方向で業界全体が盛り上がっていくといいと思います。